シャンプーのコト まとめ

美容

今回は”シャンプーの種類”について解説していこうと思います。
皆さんはどんなシャンプーをご自宅で利用していますか?
美容室アシスタントの”かぴさん”の疑問とともに解決していきましょう♪

皆さんこんにちは☆アシスタントの”かぴ”です。
ゆぴさん!おうちのシャンプーがもうすぐ無くなりそうなのですが、私におすすめはありますか~?
そっか~かぴちゃんも美容室に入って2年目だから、色々気になってきたのね♪
とっても良い心がけだよ!今まではどんなの使ってたのかな?
実はドラックストアーで買ったやつなんですけど、CMとかでよく聞く名前ならいいのかなぁ~って使ってました・・・
たしかノンシリコンシャンプーって書いてありました!
なるほどね!よくシャンプーのコト知らない場合、なんか聞いたことある名前だと安心しちゃうよね♪
でも、それは大きな間違い!
かぴちゃんもお客様に接してわかると思うけど、髪質は人によって様々!
堅い毛もあればやわらかい毛もある!他にも全体の毛の量や、クセの強さ、太さなんてものまでみんなバラバラなのよ!
外国の人なんてブロンドや赤毛の方もいるのよ・・・みんなが同じシャンプーで大丈夫なはずないよね♪
最近は季節によってシャンプーを変えることをお勧めしているの!日本だと梅雨や夏の季節は湿度が高いけど、冬や春は空気が乾燥するでしょ?その影響も髪は受け続けているのよ!
そうなんですよ!この前もお客様から”商品がいっぱいあるから何使っていいのかわからないのよ~”って
言われました。お客様の悩みにしっかり答えられるように私も頑張って勉強しなくちゃ♪
じゃあ早速kotaroさんにシャンプーのことをわかりやすく教えてもらいましょ♪
お願いしま~す♪
それぞれのシャンプーの違い

まずは成分によっての違いについての説明です。それぞれのシャンプーは、使用されている界面活性剤が異なります。界面活性剤とは、汚れを落とす働きを持つ洗浄成分のことです。
例えば水と油のように、本来は混ざり合わない性質同士を混ぜ合わせ、汚れを落とす働きを持っています。

  • 高級アルコール系シャンプー
  • アミノ酸系シャンプー
  • 石鹸系シャンプー

ご覧のように大きく分けて3タイプの~系シャンプーとなっていますが、それぞれ使われている成分によって分類されています。(はっきりと商品に~系と書かれていることはないので、見てわかるのは美容師や成分に詳しい人くらい)それぞれの特徴はこちらになります。

・高級アルコール系シャンプー
ドラッグストアーなどで販売されているほとんどのシャンプーが高級アルコール系シャンプーになります。
洗浄力がとても強くしっかり洗える半面、頭皮や髪に必要な油分まで落としてしまうので注意が必要です。
また、原価が安いのでシャンプーの値段を抑えることができます。
成分表の表記名・「ラウリル硫酸~」「ラウレス硫酸~」など

・アミノ酸系シャンプー
髪や頭皮への刺激が少なく、皮脂を余分に落としすぎることなく優しく洗い上げてくれます。
適度な油分を残してくれるので非常にオススメのシャンプーですが、原価が高いためシャンプー自体の価格が高くなってしまうのが欠点です。
成分表の表記名・「グルタミン酸」「メチルアラニン」「メチルタウリン」など

・石鹸系シャンプー
天然由来の成分でできているので、比較的安全性が高いと言われていますが、洗浄力が強いです。
さっぱり感とハリコシ感は出ますが、ごわついたりキシミが出たりしてしまうので、仕上がりの質感はあまり良くないかもしれません。
成分表の表記名・「石けん素地」「ラウリン酸ナトリウム」「脂肪酸ナトリウム」「脂肪酸カリウム」など

またこれらのシャンプーにシリコン等の有無によって、ノンシリコンシャンプーなどと謳ったりしています。

ではそれぞれのシャンプーに合う人合わない人を見ていきましょう

・高級アルコール系シャンプー・・・洗浄力や泡立ちの良さ、香りの良さなどを求める人におすすめです。
価格帯もお手頃なため、特にこだわりがなければこちらで問題ないと思います。
原材料が安いとはいえCMなどの宣伝広告を出しても商売の成り立つところも見ると、相当○○な気がしてしまいます。

・アミノ酸シャンプー・・・「敏感肌でかぶれやすい」「アトピーに悩んでいる」といった肌が弱い人、頭皮の乾燥やフケ、かゆみに悩んでいる人にもおすすめです。ジンクピリチオンなどの成分が配合された医薬部外品の物もあります。
また、保湿性が高くしっとりとした仕上がりになるため、髪のパサつきや広がりが気になるという人にもアミノ酸シャンプーが向いています。
抜け毛や薄毛に悩んでいる人にも合うでしょう。
また、「髪の毛にボリュームを出したい」という人には、アミノ酸シャンプーはしっとり仕上がるので向いていませんが、ハリコシやボリュームアップを推しているものもありますので担当の美容師さんに相談してみてください。「髪を洗ったときに爽快感が欲しい」という人は物足りなさを感じるでしょう。
その他にも、余分な皮脂を落とさないので、オイリー肌の人は頭皮に皮脂が残り、肌トラブルを引き起こすおそれがあるため、注意が必要です。

・石けん系シャンプー・・・皮脂が多いことに悩んでいる人は、皮脂を洗い流しやすい石けん系シャンプーを選ぶと良いでしょう。
石けん系シャンプーの場合は、香料や着色料などの添加物が入っていない無添加せっけんのタイプ(オーガニックタイプ)もあるので、添加物が気になるナチュラル志向の人にもおすすめです。

シャンプーを選ぶときに大切なのは、自分の肌質と髪質に合うかどうかです

人によってはアミノ酸シャンプーよりも、石けん系や高級アルコール系のシャンプーが合う場合もあります。美容師として、きれいな髪(ツヤ、潤い、滑らかさ)を求めるのであれば”アミノ酸系シャンプー”をお勧めしますが、以上の点を踏まえて担当の美容師さんに相談することをお勧めいたします。

皆さん、是非自分にピッタリなシャンプーを見つけてくださいね~♪
次回は”知っているようで知らないリンス、コンディショナー、トリートメントの違い!”についてです!お楽しみに~♪

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